地方の路面専門店でありながら、
高い売場をキープし続けているエビスヤ。
人口も24万人位という厳しい条件の中で
シルバーレイククラブの高額品が売れ続ける原因は正に、
この商品にかけてくれているオーナーの気持ちでした。
昔ながらの専門店のシャッターは次々と下り
まず集客は望めなくなった中で、わざわざ探してまで買いに来てくれる商品は、
印伝とシルバーレイククラブだけだったと聞かされました。
今、売れているという商品を色々と入れてみたが、
まったく反応が無く、この2つの商品に賭けるしか方法がなくなった時、
正に新しい方向性が見えてきたと、この店のオーナーから聞くことが出来ました。
栃木レザーを使ったフルタンニンのピット鞣しの鞄を
わざわざ都内から東名高速を使って買いに来てくれるという事を聞かされた時、
こだわりの鞄の販売の原点が見えてきたような気がしました。
これこそが、これからの専門店が生き残ってゆく1つの方法ではないでしょうか。