植物タンニンで鞣すピット鞣し。
ピット層を使って鞣す事からそう呼ばれていますが、
その代表的なタンナー、栃木レザー。
今回は青年小屋オリジナルザックに関連しての見学となりました。
まず塩漬けの皮をこれから工程を踏んで鞣していきます。
まず初めに薬品で毛を取り除いた状態です。
その後、ここで余分な脂肪分を取り除きます。
これがピット槽です。
ピット槽に一枚一枚吊るしていきます。
そして徐々に濃いタンニン槽に浸けこんでいきます。
これがタンニン鞣しかあ~!!
初めて見る光景に皆感動の面持ちでした。
次にここで余分な水分が除かれます。
そしてここで革に柔らかさとつやを与えます。
ここで革が伸ばされ革らしさが出てきます。
およそ10日間、ここで乾燥されます。
これは革漉きの工程です。ここで厚みを決めます。
次に再鞣し、染色を行います。
ここで用途に応じた革へと調整します。
手で一枚一枚革を伸ばしていきます。
皆、感動の面持ちで革をながめています。
しかし、見れば見るほど溜息が出る美しさです。
最後にズラリと吊るされた自然乾燥の革を見て頂いて終了とします。
これらの工程を経て作られた革を使用して、
青年小屋オリジナルのザックを作りたいと思っています。
詳しくは来年の春に…。乞うご期待!!