通い始めた頃の安家川。
堰堤の無い天然河川と言われるだけのことはあり
流れの中にも柳が繁り、川底にはバイカモがビッシリと繁茂し
ヤマメ、イワナの魚影はすこぶる濃かった。
橋桁の下の流れが穏やかなところにはたくさんのカワシンジュガイが見て取れた。
そして、夕暮れが迫ると、川面にホタルが乱舞し始め、正に夢の世界を演出してくれる。
何て美しいんだろう!!
と思うと、同時に、幼い頃自宅の庭で見たホタルの乱舞の情景が重なり合い、
瞬時に幼年時代にタイムスリップしてしまった。
そして、その情景の美しさに、しばし我を忘れて見入ってしまった。
自然が保たれている事の大切さを、この時ほど痛感した事は無かったかもしれない。
これは、たった23年前の岩手の天然河川での出来事である。
しかし、現在、あの頃の面影は、すでに無い。
川の中にまで柳の木が繁っている。
川底にはバイカモがビッシリと…。
藻の間をぬってルアーを泳がせると決まったようにヤマメ、イワナが襲いかかってくる。
使用している鞄は、シルバーレイククラブが生まれる切っ掛けになったアンビルヘッド。
川面にゆっくりと霧が流れてくる。
幻想的な光景にしばしウットリと眺めてしまう。
日本の自然は、かくも美しい。
アキラクラフトオーナーの秋良さん
「これ位のサイズなら入れ食いで釣れます。本当に夢のような川ですネ!!」