アウトドア発祥の地イングランド。
そしてその“遊び”のための豊かなフィールドを抱えるスコットランド。
いい物を子々孫々まで伝える伝統は、今も脈々と受け継がれています。
ブランド品ではなく、上質なもの。
トレンド物ではなくて何時までも変わらないもの。
そして、使い込めば使い込むほど自分色に染まってゆき、手放せなくなる。
そんな鞄と共に、行ってみたかった海外へ…そして日本の温泉めぐりの旅へ…あるいは又、若かりし頃に見た夢を実現する旅に…
時には、日常生活を離れて、今を見つめる旅にして欲しい。 自分自身の人生を、もう一度振り返り、リセットする為に…そんな悠久の時を共に過ごせる鞄に仕上げられれば…と思っています。
ヘリンボーン
伝統の国イングランドにて、現在も織り継がれている素材の一つ。 型崩れが少なく、丈夫な事から、ジャケットやコート地に重宝される。
ヘリンボーン(ニシンの骨)の名を持つトラディショナルな天然素材。 帆布の次に使用してみたかったのが、このヘリンボーン。
往年の、この懐かしい素材を使って、今度は鞄作りに没頭したい。 若い人から熟年のこだわり派の人達にまで愛用され、 いつまでも使い続けてもらえる、そんな鞄の製作に打ち込んでいます。
日本で独自に織ったこの素材に、 撥水効果を持たせるために4~5度、 パラフィン槽に浸けこみ繊維の芯までパラフィンを浸み込ませています。したがって素材は想像以上に硬く、 こだわりで慣らした職人達も、さすがに四苦八苦しています。 しかし、使い込んでいただければ、 独特の風合いをお楽しみいただけると確信しています。
是非一度、御愛用下さい。
バスフィッシングに没頭した1975年頃。「シルバーレイクロッジ」オーナーの小池克巳氏と二人で サイズ違いのショルダーを購入し、使い込んだ記憶が昨日のことのように思い出される。
津久井湖畔にて・・・懐かしい写真です。(足元にはヘリンボーンのショルダーが…)
日本では杉綾織ともいう。シワになりにくく丈夫なことから、 その汎用性はきわめて広いのが特徴です。
ハリージェーミソン氏(写真中央)も正装で訪ねてきてくれました。 彼の作るスペイロッドを持つ仕草でワンショット。
シルバーレイククラブのイメージをイングランドからスコットランドへ…
“遊び”のイメージをより明確にする事が出来たクレイガードHOTELでの滞在。
「木・金仕事で土・日が遊び」なんて時にも使えるトラベルボストン。 遊び心を上手く取り入れています。メインファスナー上部にはロッドケースがピッタリと入ります。また、最近このデザインが「ゴルフにも使えて旅行にも使える」ということで、特に評判が良いようです。
流石にゴルフまでは意識していなかったのですが、 私がスコットランドに行くと言う事を聞きつけて、 とある素材やさんが「死ぬまでに一度は、セントアンドリュースでゴルフをしたい!!」 という事で、同行することになりました。
まず我々より先にゴルフ発祥の地でゴルフを楽しみ、 我々が宿泊するエディンバラのホテルで合流し、 その後、初めての釣りで、スペインリバーでスペイロッドを使用し、 スペイキャスティングを堪能する。
彼にとっては、この時の旅行は正に、これからの団塊世代の人たちの 「人生を楽しむ為の夜」の見本のような旅行だったろうと思います。
お勧めしたい帽子
釣り、ゴルフ、旅行などで、特にお勧めしたいのが帽子です。 カバンと同素材で作りこみましたので、丈夫さも折り紙つきです。
また、特にゴルフをやる人たちに人気が出てきてるようです。 「突然の雨の時、その違いが実感できる!!」
そんな声に励まされている今日この頃です。
※現在は生産終了しております。
ゲートル
歴史と文化さえ感じさせるこの素材を使って・・・
裏と表の織が異なる変わり種素材キャハン。一度の織りで、表と裏が全く違い織りになるキャハン素材。 表の荒い織りと、裏の細かい織りを一度に織り上げてしまうからか、 素材自体に独特の腰と張りがあり、丈夫さも折紙付です。
キャハンを作るから、この織りが生まれたのか、 この織りがあったから、キャハン用に使ったのか、 今となっては、明確な答えはありません。
しかし、この素材もまた、先人の見識の深さと先見の明には感嘆せざるを得ません。
※現在は生産を終了しております。
キャハン生地の表
キャハン生地の裏
パラフィン撥水の撥水性
一度の織りで表と裏の違うところに、この素材の強さの秘密があるんですネ。 しかし、昔の人の知恵には本当に感心します。
もちろん、この素材にも業務用のパラフィン撥水加工を施してありますので、 撥水性には定評があります。
是非、使い込んでみてください。